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「五感に響く上質」を軸に、チャレンジ要素のあるブランド開発を目指す
株式会社エレメントルール 取締役会長 小松﨑 睦

株式会社エレメントルールは、アダストリアグループとして、これまで傘下にはなかった高感度マーケットゾーンを開拓するため新会社をスタートして2024年で8年目を迎えました。
カジュアルなファッションブランドを中心に展開するアダストリアとは異なる戦略や志向性、運営の仕方を模索し、ブランド数・店舗数を増やしてきたなかで、当社が独自に立ち上げた2つのブランド、ChaosとCurensologyが1年前倒しで目標を達成し、独り立ちすることができました。
厳しいマーケット状況かつコロナ禍でもブランドが成長できたことが自信となり、上質で本物にこだわるブランドを作ればお客さまがついてきてくれるという実感を持てました。
エレメントルールのお客さまの多くは、時代を超えてファッションに興味を持ち、ブランド名や価格に捉われず真の価値を見極める目が養われています。
そのような方たちが共感してくださる商品やスタイル、店舗装飾や販売スタッフのサービスを追い求めた結果、企業理念に掲げる「上質の創造」につながってきました。
当社の社員には、「上質の創造」を体現するため、うわべの知識やネット上での学習にとどまらず、ラグジュアリーブランドから古着まで、さまざまな商品を手で触って色を感じてフォルムを確認して実際に体験するべきだと考えます。
また、年齢を重ねるほど保守的になりがちなので、若い世代にはより広い世界に興味を持って行動してほしいと思います。
はじめは大人の方を接客するのに苦労したとしても、経験を積み、ブランド愛が芽生えると自然にコミュニケーションを取れるようになります。
新卒社員が日を追うごとにスキルアップし、一流の販売員に成長する過程を見るのが毎年楽しみです。
エレメントルールはまだ新しく、企業風土が定まるのはこれからです。若手社員は共通して、ファッションに限らずさまざまな角度の趣味趣向を持っています。
これから入社を希望される方には、今のエレメントルールの価値観を壊すぐらいのマインドで、新事業を提案してくれることを期待しています。
これまで、ほかではやっていないことに着目してブランディングを進めてきました。これからも事業性を最優先にするのではなく、毎年チャレンジ要素のあるブランド開発に取り組む所存です。
新会長として、社員や関わるスタッフとの対話をさらに増やし、運営しているブランドの質を維持すること、より高みを目指すことを志します。