top message
本当の上質にこだわり続けるため、収益向上に取り組む
株式会社エレメントルール 代表取締役社長 金銅 雅之

「アダストリアからエレメントルールの社長に就任し、約1か月間で全国63店舗すべてを回り、主要メンバーと1on1で面談をしました。
その中で、わが社のメンバーは“本物へのこだわり”と“上質なサービスの提供”という意識がとても高く、それぞれが自信を持って仕事していることを感じました。
また現場に足を運ぶと、ほかでは見たことがない店の息遣いが聴こえてくるような素晴らしい店舗がいくつもあると感じました。
接客に関しても、店頭でスタッフ5名が話し込んでいるのかと思ったら、そのうち3名はお客さまだったという光景を目の当たりにし、顧客づくりのレベルの高さに感心しました。
本社のメンバーについては、ブランドの取り組み方がしっかり浸透している印象を持ちました。
ディレクターのディレクションに基づいてこだわったモノづくりをして、その商品をメンバー全員が理解して店舗へ繋げる。それが積み重なることで、商品や空間にオーラが宿るのだと理解できました。
一方で、さまざまな会社から来た多様なスタッフが働いているため、価値観をすり合わせることも必要です。
自分が旗振りをして、アダストリアのリソースを使いながらチーム力を高めていきます。
また、デジタルの活用が課題になっており、さっそく体制強化に着手しました。
具体的には、マーケティング部の中に各ブランドのSNS支援チームを編成したり、ウェブ事業部を解体してブランド毎にスタッフを配置し直し、リアルとデジタル双方でお客さまに楽しんでいただけるオムニチャネルを強化したり、ショップスタッフのスタイリングを閲覧できるスタッフボードとECの連携体制もさらに強化し始めています。
今後は、目先の売上ばかりではなく利益を生むことにも注力していきます。
エレメントルールの魂であるこだわりを持ち続けるためには、稼ぐところは稼ぎ、効率化するところは効率化して、お金をかけるところはしっかりかけるというメリハリが重要です。
エレメントルールはまだ新しく、どのブランドも成長の余地があるのが魅力です。
「五感に響く上質」を体感して、進化させたいです。デジタルが進歩した現代社会においては、短期間でビッグウェーブをつくれる可能性を秘めています。
会社の成長過程には若い人のチャレンジ精神やパワーが必要です。ぜひ新しい時代のブランドや会社をご自分のイメージで作っていってほしいと思います。