interview

人とのつながりを大事にしてきた15年

人とのつながりを大事にしてきた15年

2018年入社 BABYLONE PR畑中 由香

尊敬する上司と共に

実家がテーラーを営んでいたこともあり、元々洋服やおしゃれをすることが好きでした。高校卒業と同時に上京し、アルバイトでアパレルの販売員を始めました。2年ほど勤務した後、古着屋でプレスをやるキッカケをいただいたのですが、「プレスって何?」という状態でした。そこからプレスのキャリアがスタートしました。色々な会社でプレスをやっていく中で、前職で今の上司と出会いました。馬が合うというか、本当に尊敬できる上司なのですが、その上司が先に転職し、「手伝ってほしい」と声を掛けられ、二つ返事でエレメントルールに入社しました。もう5,6年の付き合いです。最初は上司が立ち上げに携わった「Curensology」の担当でしたが、上司が「BABYLONE」に移るタイミングで自分も異動し、現在は「BABYLONE」のプレスを担当しています。

一度は洋服から離れるも再びプレスの仕事に

実は一度、アパレルから離れたことがあります。古着屋でプレスをやっていた頃、本当に激務で「もう無理だな」と思って気持ちが切れてしまいました。洋服に関わりたくないと思ってしまったのです。プレスは洋服を売り込む仕事で、自分は人と関わることが得意だと思ったので、人を売り込む仕事をやってみようと、知り合いの会社でマネジメントの仕事に就きました。でも24時間年中無休の仕事だったので、プレスの仕事以上に激務でした。やっぱり洋服に関わりたいと思い、アパレルに戻りました。そこからはずっとアパレルでプレスの仕事をしています。色々な会社でプレスをやってきましたが、振り返ると、人との繋がりで今に至っていると感じます。これまで自分は人に恵まれていると思うことが多々あり、環境が変わる要所要所で運よく人と出会い、だからこそアパレルであっても人と関わるこの仕事をしたいと思っています。

出産を経て変わった自分

エレメントルールに入社してすぐは「Curensology」のPRをやっていました。できたばかりのブランドを認知してもらえるよう取り組んでいた日々の中で、1年後に妊娠が分かりました。自分としては「今か・・・」と思いましたが、上司からは祝福され、すぐに戻って頑張ろうと意気込んでいました。ただ、ちょうどコロナのタイミングと重なり、復帰の時期がずれ込んで、産後7か月の頃に復帰しました。まだまだ乳児の時期なので、どうしても突発でお休みをしたり、早退することがありましたが、周囲に助けられました。その分、突発で穴を開けてしまうことがあっても迷惑をかけないよう、コミュニケーションを大事にしました。自分がどこまでやれるか、やれないことは何か、そういった進捗や状況を共有して周囲にも素直に協力をお願いしました。出産後に周囲から「丸くなったね、心も体も」と言われました(笑)。ツンケンしていたのが、「その角必要なくない?周りが助けてくれないよ」と思ったのです。私自身、自分を作りたくないし素で接したいと思うようになりました。よく母親から「謙虚であれ」と言われていて、「人間関係が一番財産だから」と聞いていました。両親はテーラーを営んでいたので、自分たちで営業をかけてオーダーを取ってというのが仕事のベースでした。そこで関係を構築できないと、何も広がらないので、両親が一番実感していたことを私に教えてくれたのだと思います。私自身、仕事が大好きなので、仕事は中途半端にしたくない。自分でできるなら最後までやりたいけど、時短で勤務する自分には限界がある。それなら自分ができること、できないことをきちんと整理して、周囲にもお願いする。周囲の協力や上司の理解もあり、子育てしながら働くことにおいて、ありがたいことにあまりストレスや負担を感じるということはないですね。こんな風に仕事ができるのは、子育ての状況を理解し、周囲にも説明やフォローをしてくれた上司のおかげです。だからこそ、その上司を助けたいと思ってここまで一緒に歩んできたように思います。

裏方でこそかっこいい人でありたい

プレスの仕事は一見華やかに見られがちです。昔は雑誌などの媒体にたくさん出て、キラキラしていてかっこいいというイメージがあったと思いますが、今はSNSの広がりと共に、プレスを仕事としていなくてもインフルエンサーとしてPRを担える時代です。プレスという仕事にもクリエイティブな側面があり、求められる領域も広くなっています。見方を変えれば、なんにでも挑戦できると思っています。社外に対してもインスタライブやYouTubeで発信したり、社内や周囲の仲間に対しても「面白いことやろうよ!」と挑戦を促したり。表に出て華やかに、というより、裏方でそういった企画を作り上げることにやりがいを感じています。裏方でかっこいい人でいたいと思っています。プレスの仕事は人脈が広がって、コミュニケーション能力も長けてくる。このスキルも大事ですが、どちらかというと、そこで発揮されるのが人とのつながりを大事にできるかどうかだと思っていて、両親から教わっていたことが今の仕事に繋がっていると日々実感しています。プレスの仕事に興味を持っている方には、是非、人とのつながりを大事にしてほしいですね。そこから見えてくるものや、得られるものは様々あると思います。私自身も、時代の変化に柔軟に対応しながら、人や人とのつながりを大事にこの仕事を続けたいです。