interview

Chaosに携わるスタッフ3名による「チームで仕事をすること」について

Chaosに携わるスタッフ3名による「チームで仕事をすること」について

2014年アダストリアグループ入社・2017年エレメントルール転籍 Chaos MD 石黒 智之
2018年入社 Chaos MD 渡邊 有美
2020年入社 Chaos 店舗グループマネージャー 吉田 真由美

幅広い業務を、それぞれの経歴を活かしたポジションで分担

―ご自身の業務内容と自己紹介をお願いします。

石黒(以下「石」):職種はマーチャンダイザー(以下「MD」)で、Chaosのオリジナル商品を中心にOTB(Open to Buy)の管理をメインにしています。モノづくりに関しては、デザイナーと、商品知識の豊富なパートナーのMD渡邊さんとで担当しています。新卒からアパレル業界に入り、まずは営業からスタートしていろいろな会社でMDを経験しました。アダストリアグループでBARNYARDSTORMのメンズコレクションの立上げに携わった後、2年前から現在のChaosに至ります。

渡邊(以下「渡」):私は、MD兼VMDです。石黒さんが数字管理をして、私は商品構想やモノづくりの背景を創造して、それを店舗へ落とし込む業務を担当しています。また、EC撮影のスタイリングもしています。今までのキャリアは、販売からスタートし、VMD、ECを経てMDになり、Chaosの中でもさまざまな職務を経験して現在に至ります。

吉田(以下「吉」):店舗のグループマネージャーをしています。ヒトやモノ、空間だったり、店舗運営全般のマネージメントをしていて、店舗と本社の橋渡し役をしています。アパレル業界には、他社を含め20年間勤務していて、その間に異業種も経験し、現在はChaosに配属されて4年目です。最初は店長を務め、その後マネージャーになりました。前職でも店長とマネージャーとしてヒトの管理に重きを置いてきたので、その経験を活かしてChaosの力になれればと思っています。

ブランド愛が強く、商品知識豊富なスペシャリスト集団

―Chaosはエレメントルールの中でも特に高感度なブランドですが、チームやスタッフはどのような雰囲気でしょうか。

石:エレメントルールが大切にする「顧客創造」を体現しているのですが、顧客主義と現場主義を最も大事にしています。チームとしてもそういう認識で働いています。

―Chaosに関わる本社スタッフと店舗スタッフの共通点や大切にしていることとは?

吉:Chaosに配属されると、販売スタッフも本社スタッフもみんな洋服が好きで、ブランド愛があって熱意を感じ、その部分に対して自信がつきます。スペシャリストが多い印象です。

渡:みんな愛が強くて知識も豊富ゆえに、チームのつながりが強固だと感じます。

―こだわりの強さと、幅広いお客さまに受け入れてもらえるバランスを取るため工夫していることがあれば教えてください。

吉:モノづくりにおいても販売スタッフも、自分本位ではなくお客さまが一番。顧客視点に立ち帰ることを大事にしています。

お客さま目線で理想のお店づくりをしつつ売上とのバランスを取る

―MDのお二人はどうですか?いつも長時間意見を交わしてミーティングをしている姿を見ますが、そこからどのような価値やクリエーションが生まれるのでしょうか。

渡:ファッション感度の高い40代・50代のお客さまをメインターゲットにしているので、素材やデザインで気にされる部分もあり、その点についてはお客さま目線で納得いくまで修正しています。パートナーの石黒さんと時には意見がぶつかりながらも、デザイン・素材・価格を検討し、お客さまの信頼を裏切らない商品の作り込みを大切にしていますね。

石:Chaosファンのお客さまが好むデザイン性の強いアイテムと、初めてChaosの商品を購入してくださるお客さまにも支持される“名品”といわれる定番の人気アイテムのバランスを取ることは意識しています。“名品”でしっかり売上を確保しつつ、高感度なアイテム用の貴重な生地もしっかり押さえるように動いています。

本気でお客さまと商品に向き合うからこそ、言いたいことを言い合えるチームに

―現場と本部の連携を高めるためにお一人お一人が大切に取り組んでいることをお聞かせください。

吉:Chaosは組織方針として「チーム力」をずっと掲げてきました。今でも半年に一度は必ずみんなで振返りを行っています。だからこそ、チーム力やみんなで話し合うこと、協力することに対する土壌や基盤がある集団なのだと思います。また、常日頃風通しの良さを心がけていて、私が現場と本部の間に入ることもありますし、言いたいことを言える空気感を作ってきました。今ではファミリーのようなチームになっています。

石:そのほか、毎月全店の店長を本部に呼んで次月に展開する商品の説明をする戦略会をルーティーンでやっています。多店舗展開していないからこそ、毎月集まることができる。Chaosチームにとってコミュニケーションを取る良い機会だと思っています。

渡:私もそうですが、バイヤーをはじめ本部スタッフは販売を経験してから異動してきた人も多く、店舗の視点で話をする機会も多いですね。店舗と上手くコミュニケーションを取るために結構大事なことだと思います。

―あらためてエレメントルールの良いところを教えてください。

渡:他部署とも距離が近いところです。前職ではフロアでブランドが分かれていたので他ブランドの担当者と話す機会が無かったのですが、エレメントルールでは、壁のないオープンスペースでフリーアドレスのため、他ブランドの情報も得やすく、自分のブランドに繋げられるのがメリットだと思います。また、女性が活躍していて綺麗なところも魅力です。部長職の女性がいたり出産後も活躍していたり、将来のことを考えやすい会社だと思います。

石:コロナ禍を経て、社会的に以前のような定時に出勤して残業するような働き方ではなくなりましたが、エレメントルールでもリモートワークが認められている点です。成果をきちんと出せれば自分の時間を作れるし、以前と比べて働きやすい環境だと思います。

―最後にChaosに興味を持っている方にメッセージを

石:エレメントルールでもっともこだわりのあるブランドなので、洋服が好きな方はチャレンジしてみてほしいです。「考えるより行動」とよく言われるように、まずは一歩を踏み出して一緒にやってみましょう!SNSに関しては、上の世代の社員より若い方のほうが長けているので、知識や企画を持ち込んでくれることを会社として歓迎します。

渡:いい意味で誰でも来てほしいです!来てくれたらChaosのことを絶対好きになってもらえる自信があります。

吉:はじめは誰もが初心者で私も自信なんてもちろんなかったのですが、やる気さえあれば後からついてくると思います。Chaosにはモノづくりのスペシャリストが多く、販売スタッフもいろいろな店舗を経験し店長に昇進しています。ファッションの仕事を続けていきたい方は、ぜひチャレンジしてみることをおすすめします!