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マネージメントと接客販売の両立で得た気づき

マネージメントと接客販売の両立で得た気づき

2013年入社 BARNYARDSTORM ルミネ新宿店 店長 鈴木 菜穂子

自分らしい接客スタイルを築く

元々インテリアに興味があって新卒でアダストリアグループに入社し、BARNYARDSTORMに配属されました。雑貨を扱わないアパレルブランドであったことと、当時の私には大人の印象が強かったため、最初は戸惑いもありましたが、先輩の良い所を吸収しながら、徐々に今の接客スタイルを作ってきました。デフォルトの言い回しではなく、あくまでお客さまにメリットがあるかを意識して情報をお伝えしています。また、価値観の押売りにならないよう、その方に合ったおすすめの仕方や対応を心掛けています。

どの店舗でもやるべきことは同じ

入社当時は本社勤務のVMD職に憧れていて、そのステップとして副店長・店長を経験する必要があると考え、一歩ずつ進んできました。初めて店長を任されたときは、慣れない異動先ということもあり、スタッフもお店の流れもわからず不安でした。最初は、立場は関係なく既存のスタッフにとにかく挨拶することを心掛け、色々教えてくださいというスタンスで仕事を覚えました。これまで新宿から新潟までさまざまな店舗を経験しましたが、働く地域や施設が違っても本質は変わらず接客で目指すところは一つ、「お客さまに対して満足いくサービスを提供すること」です。

対面での接客で心がけること

仕事で一番楽しいのは、やはり接客です。ファッションを通してお客さまのライフスタイルに少しでもプラスになることを提案できたとき、それを面と向かってリアクションしていただけるのが何年続けていても嬉しいです。お客さまとの関係を構築するために意識しているのは、笑顔と共感。お客さまが不安に思うことを一つひとつ消していき、絶対謙虚に徹する。人のことを覚えるのも得意で、再来店されたときには、前回のエピソードを踏まえながら接客することを心掛けています。とはいえ、私も接客で失敗することがあります。そのような時は逃げずに、正直に説明してお詫びをすれば挽回のチャンスをくださることも経験しました。

マネージメントとプレーヤーの両立

昨年、ブランド内で「やってみない?」と声を掛けられ、店長を務めながらエレメントルールの接客ロールプレイング大会に出場し、優勝しました。「下の世代のスタッフが見ると刺激になるのでは?」とすすめられ、自分でも現場で初心に帰ることは大事だと思い、出場することに。マネージメント業務とプレーヤーを両立することは、時間の確保とスケジューリングが非常に重要で、いまだに日々余裕がありません。それでも、口先だけではなく同じプレーヤーの立場から指導することで、メンバーへの説得力が増していたら嬉しいです。以前店長としてつまずき、自信を失ったことがありました。その時上司に相談したところ「なんで全部一人で抱えてるの?」と助けられ、それからはスタッフに頼るようにしています。かつては自分一人で全て完璧にこなさなければと考えていましたが、プレーヤーとの兼務には限界があって結局ほころびが出てしまいます。それよりも周りに弱みを見せてスタッフそれぞれに役割を振ると、自分も楽になり相手も任されて喜ぶことに気づきました。スタッフのスキルアップの機会を奪ってしまっていたんですよね。

販売スタッフの教育をしていきたい

今後は、指導者が店舗を巡回して、実際にスタッフの接客の様子を見ながら教育する新しいポジションを作れたらいいなと思っています。周りからはポジティブだとよく言われ、「なんとかなる精神」で仕事してきました。頼まれたら躊躇せずにやってみると周りが手助けしてくれるし、そこで人脈や信頼関係を築けます。そして、その方と違う場面で再会したときに今度は自分のビジョンの実現をサポートしてもらう、というように全てがつながって良い循環が生まれています。これから入社を検討される方へ、人に興味を持って何かしてあげたいという思いやりや奉仕の精神がある方にぴったりの職場です。そこにやりがいを感じる方と一緒に働きたいと思っています。